
この記事は、乳腺炎で悩んでいる方・二度となりたくない方、すでになりかけている方に、ぜひ読んでいただきたいです。搾乳中の方にもおすすめです。
乳腺炎・・・本当きついですよね!
私自身、何度も乳腺炎になったり、なりかけたりで、度々母乳外来にお世話になりました。
そこで助産師さんから聞いたこと、搾乳の仕方、詰まりを解消する方法などを実践し、実際に解消した方法などをまとめていきたいと思います。
個人差や乳腺炎の程度によりますが、なりかけている方や、頻繁になる方の予防には効果ありだと思います。(高熱の出ている方、重症の方は急いで母乳外来の受診をおすすめします)
繰り返す乳腺炎
私は第2子うまみの時に、本当に乳腺炎で苦労しまして・・・
おそらくこの記事を読んでくださっている方も同じなのかな?と思います。
私は以前別記事でも書かせていただきましたが、メデラの電動搾乳機をトータルで約10カ月程愛用してきました。(後でその記事のリンクを貼っておきます)
初めのころは、母乳の量が足りなくて安定もしていなくて、3時間おきに搾乳していました。
特に、深夜に起きて搾乳するのがつらかった・・・。
うまみは色々あって、NICU~GCUと約5ヵ月入院していたので、その間はずっと冷凍母乳を届ける毎日で、精神的にも体力的にも厳しかったです。
退院後もなんとか出るうちは、母乳育児をしようと限界まで粘り、うまみが10か月になるまではなんとか絞り出していました。(直接授乳は無理だったので搾乳一本(笑))
寝不足の時もありましたし、搾乳が面倒で雑だった時もあります。
特に長男がちょうど小学校に入学する頃だったため、バタバタ忙しく、時には初めに手で搾乳すらせず、いきなり電動の搾乳機をくっつけてシュコシュコやっていた時もありました・・・。

「そりゃあ乳腺炎なるわ」と助産師さんに度々叱られていました・・・。
そして、乳腺炎になると、すぐに「母乳外来」を訪れるわけですが、解消してもらってはまたやらかしてしまい、再び母乳外来へ行き叱られる・・・。
本当に疲れていたんですよね・・・。(言い訳)
病院の母乳外来 OR 町の助産院?
私はうまみが入院していた病院内の母乳外来にいっていました。
毎日面会に行くので、その時に行けるのが助かりました。
【病院内の母乳外来の場合】
また、病院内の母乳外来って、結構お安いんですよ~!
30分で2000円ぐらいだったかな。
1時間だと3000円ぐらいだったかと思います。
ただ、私が行っている病院は、母乳外来が開いている曜日と時間が決まっているので、いつでも行ける状態ではなかったです。
【個人の助産院の場合】
一方、個人でやっている感じの助産院さん(桶谷式とか)は、結構高くて1回で7000円~10000円ぐらいしました。
その代わり、自宅まで出張してくれるところもあるので、赤ちゃんを連れて行くのがちょっと・・・という方にはありがたいですね。
また、定休日はあるものの、平日は開いているし、時間も夕方ぐらいまで開いているところが多いので、困った時にすぐ相談できるのもありがたいですよね。
私は何度か、本当におっぱいパンパンでヤバくなった時があり、病院の母乳外来が開いてない日だったので、個人の助産院さんに連絡して来てもらおうか悩んだこともありました。

試行錯誤しながら自分で搾乳しまくってたら解消できたので、行くことはなかったです。1度は体験してみたかったけど。
乳腺炎になりかけたときの搾乳方法
まず、乳腺炎になるには、必ず兆候があります。
「あれ?搾乳したのにシコリが残っている・・・」
「あれ?なんか・・・スッキリしない・・・」
「あれ?なんか搾乳量が少ない気がする・・・」
「あれ?なんか熱を持ってる・・・」
「あれ?なんか痛い・・・」
様々な「あれ?」に気が付くはずです。
その時は素早く対応しましょう。
私なりに助産師さんに聞いたり、実践して、実際に自力で乳腺炎を回避できた搾乳方法を紹介します!
1:蒸しタオルであたためる
蒸しタオルでおっぱい全体を温めます。
清潔なタオルを水で濡らし、固く絞ってレンチンするとすぐにできます。
乳首付近は優しくふき取ってください。
乳頭の母乳が出る穴に母乳が固まって栓をしている場合がありますので、穴を指で開きながらやさしくふき取ると効果的でした。
2:手で根気よく絞る
これ、基本らしいです。
ただ、テクニックが必要になりますので、ただつまめばいい、絞ればいい、揉めばいいっていうもんではありません。
必ず、手をきれいに洗ってから行ってくださいね。
①まず、温めたおっぱい全体を両掌で、ゆっさゆっさと大きく回したりして、マッサージします。

ウォーミングアップ的な。
②その後、万が一母乳が飛び散っても、被害が最小限になるようにバスタオルなどの大きめなタオルでおっぱい付近を保護し、手での搾乳を開始します。

母乳が飛び散ると悲惨な現場になります・・・掃除が大変ですよ。
やり方としては、ちょっと前かがみの姿勢で、乳首の付け根(乳輪)を人差し指と親指を使って挟みます。
そして、押す様にして、少し力を込めて「奥に押し込み→絞り出すように前に引っ張り出す」を繰り返します。いろんな角度から行ってください。縦に挟んだり斜めから挟んだり、横にしたり。
無茶すると、乳首を傷つけたり、傷めたりするので、無理のない程度で・・・
とはいえ、私は結構ガンガン行ってました。だって・・・出ないんだもん。
※絶対爪を立てないように!「力は込めても無茶はするな。」←格言
すると、母乳が出てきますよね?
ずっと繰り返していると、たくさん出てくるようになります。
(母乳がもったいない人は、哺乳瓶などで受けてください)

ひどい時はもはや、母乳勿体ないとか言ってる状況じゃ無かったよね。
この時、もし詰まっている乳腺が開通したら、冷たい母乳が出ます。
温かい母乳は詰まっていない乳腺から出ているものです。
詰まっているところが開通したら、なんとなくわかると思いますが、軽く押しただけで結構ぴゅーっと出てきますよ!(これがまた気持ちいいんだわ~)
★この手で搾乳する方法は、乳腺炎になっていなくても、搾乳器で絞る際はかならず毎回行うことをおすすめします!
育児疲れで辛いのはわかりますが、これを怠っていると乳腺炎がやってきます・・・。
実際私も何度もやらかしましたが、手絞りを根気強く毎回やるようになってからはなりにくくなりました。
とにかく、あまり力を入れなくてもピューっと飛ぶように母乳が出る「射乳反射」が起きるまでは行ってください!
3:ようやく搾乳器の出番です
十分に射乳反射が起きたら、ついに搾乳器の出番です。
私はメデラの電動さく乳器(ダブルポンプ)を使用していたので、これを元に書いていきます。
こちら、メデラ電動さく乳器のお話です。興味のある方は読んでみてください。↓
これは、助産師さんにも聞いた話ですが、搾乳は両乳同時に行うとたくさん出るらしいです!
時間も短縮できて一石二鳥なんだとか。

ダブルポンプにしてよかった~!
さて、このメデラのさく乳器をまず、両乳にあてます。
無理のないレベルで搾乳を開始してください。(強度が選べるんですね)
ちょっと吸われてるわ~!って実感できるぐらいでちょうどいいです。
いてててて!!っていうのはやりすぎです。
しばらく、眺めます。
透明なので、射乳がよく見えます。ピューっと出てるのが確認できますよ。
このメデラのさく乳器は、2段階のリズムで搾乳が行われます。
(自動的に切り替わりますが手動も可)
1.シュコシュコと小刻みに搾乳
2.シューーーーーーコッ、シューーーーーーコッと長めに絞る
2.がはじまって、少ししたら手を放しても取れないようになります。
吸引力ですね (;´∀`)
でも、途中でスッポンって取れてしまって、辺り一面が母乳まみれになったことがあるので気を付けてください。

私はブラトップを着用しているので、ブラトップで上乳のさく乳器のラッパみたいなところを挟んでとめてました(笑)
それでも取れることはありますが・・・。
充分に搾乳できたら、方乳ずつ、おっぱいにしこりがないか押さえて確認していきます。
固い部分があったら、その部分を強めに押しながら行うと、詰まりが取れやすいですよ!
痛い部分があれば、たぶん、そこが詰まっています・・・。
根気よく押しながらさく乳してください。
全体が柔らかくフワフワおっぱいになるまで行います。
それでも乳腺炎・詰まりが解消されないなら・・・
私は先程紹介した方法で、きちんと根気強くやっても駄目だったことが多々ありました。
そこで、それでもダメだった時、何度も解消した方法を紹介します。
それは・・・お風呂です!
お風呂で、根気強く搾乳します。
時間がかかるので、一人でゆっくり時間が取れるように環境を整備してください。
あせると出来ないので。
うちの場合は、必ず夫がいる時に、子供を見てもらってお風呂にこもって行っていました。
まず、お風呂だと全裸。
飛び散っても気にならない。後でシャワーで流せばいいだけなので心置きなく絞り放題です。
なので、バスタオルもいりませんし、とにかく両手を使って搾乳することだけに集中できます。
あと、湯船につかっておっぱいを温めながらマッサージすることもできますし、濡れた手で行うのでおっぱいへの摩擦も少ないため、傷めることも少ないです。
とにかく、根気よく、片手でしこり部分を押しながら、2の手で絞るを繰り返してください。
あっちの方向からこっちの方向から、絞り続けてください。
すると・・・・
ピューーーーーーーーーーーーーーーー!!
で・・・・でた・・・・。
溜まっていた冷たい母乳が、勢いよく噴き出してきます。
しこりの固い部分を押すと、ピューーーっと勢いよく出ていきます・・・。

おぉぉぉぉぉ♡
この瞬間、本当に快感!!
あとは、しっかりしこりがなくなるまで絞り出してください。
もうもったいないとか言ってる場合じゃないので、お風呂の排水溝に流し切ってください。
※ちなみにこの冷たい母乳は古くなっているので美味しくないそうですよ。
番外編:乳腺炎には葛根湯!!
実際に私が母乳外来に行ったとき、結構しぶといシコリがあって、プロに1時間以上揉みまくってもらったにも関わらず、解消できなくて、「葛根湯」を処方されました。
それ以来、度々行くのも面倒なのと、助産師さんから勧められたことを紹介します。
まず、葛根湯(飲むタイプ)を常に家に買い置きしておく。
私はAmazonでまとめ買いしていました。
ツムラのもありますが、効果は同じなのに、ちょっと安い。
1日3回のもありますが、両方飲んでみた結果、1日2回の方が効きました。
(まずいのでできれば何度も飲みたくない・・・)
まとめ買いしても、風邪の時も飲めるので、無駄にはなりませんでしたよ。
葛根湯といえば、風邪の引き初めにいいとよく聞きますが、乳腺炎にも効くんですよね!
抗炎症作用があり、血の巡りをよくしてくれるらしいので、滞ったおっぱいも出やすくなるんですかね?
産後よくある肩こりや腱鞘炎にも良いそうです!

漢方薬なので授乳中は安心ですよね!
事前に飲むことで、重症化を防ぐ&詰まりを解消しやすくできますよ。

ママは、怪しいしこりを発見したら、事前に飲んでたよ。
私は未だ愛用していて常に買い置きしています(笑)←今は搾乳していないので、風邪の時に飲んでいます。
なんせ1日2回でよく効く!!
以上で、乳腺炎解消法のお話を終わります。
今、乳腺炎になりかけて困っている方。
是非やるだけやってみてください。
それでもダメなら、母乳外来や助産院へ早めに駆け込むことをおすすめします!!
乳腺炎、本当に辛い!解消をお祈りしています!