うまみ(女)の記

連載:先天性の難病を持つムスメ⑪ついに、母子同室からの退院!

うまみ(女)の記
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5カ月のNICU~GCU入院生活もついに終わり

なんだかんだあって、当初予定していた退院予定日よりかなり長い期間の入院となり、出産から5カ月が経過していました。

その間、本当にたくさんの親子を見送りました・・・。
これ、結構切ないです。「おめでとー!」って気持ちと、「いいなぁ・・・」って気持ちと。

毎回、他のお母さんの退院説明を聞いていたので(聞こえてくる・・・)、そのたびに、

「あぁ、またこの人も退院か・・・うまみはいつになるのだろう・・・」

と気を落としたりもしていましたが、ついに自分の番がやってきたのです!!

何度も何度も、いろんなお母さんの退院説明を聞いていたのを看護師さんも知っているので、いざ自分の番になったときの、看護師さんの説明がかなり雑(笑)

「お母さん、知ってると思うから、ここは省略するね。
あと、詳しくはここに書いてあるから。まだ退院まで1カ月近くあるし、毎日来るんだから、わからないことがあったらその時聞いてね~」

ぐらいな感じでした。おいおい。

唯一、ちゃんと説明があったのは、母子同室の日程ぐらいかな・・・。

うまみの治療・私のフォローをしてくださった全ての方々へ

看護師さんも先生も本当に良くしてくれて、うまみもかなり懐いてて、入院中とは思えないぐらいにうまみは看護師さんたちに可愛がっていただきました。

もう感謝してもしきれないぐらいに、感謝感謝です。

いっぱい写真も撮ってくれたり、体調のいい日や看護師さんが手が空いている時は院内(といっても同フロア内)にベビーカーで散歩に行ってくれたり。

うまみはこのころ、もうかなり大きくなっていたので(4kg超えてました)、コットからベビーベッドに移り、ベッドの周りにはたくさんのおもちゃや絵本(病院の貸し出し)を置いてもらっていました。

入院中は本当に看護師さんや、心理カウンセラーの先生、担当医、リハビリの先生など、様々な方にお世話になりすぎて、今までの人生の中で、これほどまでに多くの方に支えていただいたことがあっただろうか・・・という程です。

毎日搾乳で乳を酷使し、乳腺炎になりながらも1日も欠かさず面会に往復3時間かけて通院・・・
「経管栄養チューブ挿管」「エアウェイ挿管」などを乗り越え・・・
これから先、どうすればいいのか、私の人生どうなっちゃうんだろう・・・なんていろんな心配で、肉体的にも精神的にもかなり削られ涙の日々もありましたが、たくさんの方々のおかげでなんとか乗り越えられました!

本当に、本当に、ありがとうございました。
この御恩は、絶対に、一生忘れることはないです。

ついにGCUとお別れ

いや、泣きましたね。

同じ病院内の別フロア(小児科)で「母子同室」を1週間こなした後の、退院となるのですが、同じ病院内とはいえ、5カ月以上もずっと通い続けた「NICU・GCU」を後にするのは、なんだか切なくて、さみしくて、いろんな思いがこみ上げてきました・・・。

本当に、走馬灯っていうんですかね。
今までの出産から、怒涛の治療、いろんなことがあったなって。
たくさんうまみはつらい事を乗り越えて、ここまできたんだなって。
本当にたくさんの方の力に、救われたんだなって。

絶対に一人では乗り越えられなかった。

GCUを出る時、たくさんの看護師さんが泣いてくれて。
私も泣いて。

看護師さんからしたら、私とうまみは、今までたくさんお世話してきた親子の中の1組に過ぎないのだろうけど、それでも、涙してくれたことが本当にうれしくて。

私の涙はとまりませんでした。

「お母さん、本当に長い間、よく頑張ったね!」

そう言われて、また涙が溢れだして・・・。

うまみのGCU退院に駆け付けてくれた看護師さんもいました。本当に感謝!

「うまみちゃん、いっぱいつらかったね。よく頑張ったね!
ニコニコかわいい笑顔にみんないつも癒されてたよ・・・
元気に大きくなってね!
退院しても、診察できた時はいつでもGCUに遊びに来てね!」

そう言ってくれた。ありがたかった。

そうして私とうまみは、5カ月以上このGCUで過ごした思い出と共に、荷物をまとめて小児科「母子同室」へと向かうのでした。

母子同室

ついに母子同室が始まった。

病室は、相部屋(2人部屋)で、狭く息が詰まる感じだったが、1週間の事なのでなんとか乗り切れるだろう・・・そう思いながら、荷物を片付け、一息ついていたら・・・

「おかあさーん」

聞き覚えのある声がカーテンの向こうから・・・

開けるとそこには・・・

GCUの時の担当看護師さんだった!!

「えーーーーーーーー!もう来てくれたの!?」

うれしかった!
同じ病院内とはいえ、初めての小児科病室で、なんだか落ち着かなくて、一気にうまみと2人きりになってしょぼんとしていたので、テンション爆上がり。(笑)

担当看護師さんが、いろいろと「母子同室」中のアドバイスをくれたりしたので、ちょっと安心しました。

その後も母子同室で入院中の1週間の間、代わる代わるGCUでお世話になった看護師さんが、うまみに会いに来てくれ、みんな夜勤明けや、日勤明けに寄ってくれて、本当にうまみの事を大切にしてくれていたんだな・・・と改めて涙がポロリ・・・。

そんなこんなで「母子同室中」も、楽しく?過ごすことができ、自宅に帰ってからのアレコレも小児科の看護師さんに聞いたりして都度解決できたのでよかったです。

うまみはというと、やはり5カ月以上も過ごしたNICU~GCUとは、完全に異なる空間で、初めて母と二人で1日中過ごすという事もあってか、初めはきょとんとしていましたが、だんだん慣れてくれて、しまいには・・・

母「うまみ、母がテレビというものを教えてやろう。」

うまみ「・・・?」きょとん

ピッ(テレビON)

うまみ「!?」ハッ!!

母「どうだ、すごいだろう?初めてのテレビは。」

うまみ「・・・・。」凝視

うまみは、キラキラした目で、食い入るようにテレビの中のアンパンマンを見ていました(笑)

そうだよなぁ・・・
いくら看護師さんみんな良くしてくれたとはいえ、入院中は刺激が少なかったよね・・・。
普通で言えば赤ちゃんは、この5カ月の間にいろんなものを見て、経験して、普通に家でお母さんとお父さんと家族と過ごすんだもんね。

テレビはどうかと思うけど・・・(汗)
とにかく、帰ったら今までずっと離れていた分、たくさん刺激を受けて、たくさん経験して、たくさん遊ぼうね。

「パパもお兄ちゃんも、楽しみに待ってるからね・・・。
一緒に、おうちに帰ろうね・・・。」

そう語りかけました。

ついに退院

そして、ついにその日はやってきました。

やっと・・・・やっと・・・・

退院です!!!

長かった・・・本当に長かった・・・
私も大変だったけど、それ以上にうまみの方がもっと大変だったね。
よく頑張ったね!!

退院時に、医師から在宅中の諸注意等を改めて説明を受けました。

  • 訪問看護師さんの紹介と、連携について(24時間対応!素晴らしい!)
  • 経鼻エアウェイの吸引頻度
    ・・・日中30分に1回、夜間1時間に1回程度を目安に、状態を見て判断。
  • 経鼻エアウェイが詰まったら、一回抜いて、洗浄し、再び挿管(母と訪問看護師)
  • 経管栄養チューブ詰まったり、抜けたら、新しいものと交換し挿管(母)
  • 経管栄養チューブ・経管栄養アイテムの管理・消毒
  • 在宅中は24時間酸素モニターを装着し、酸素の値を確認
  • 酸素モニターの脈拍数も同時に確認(睡眠中高すぎるとよくない)
  • 睡眠中の呼吸状態・無呼吸になっていないかの確認
  • 哺乳瓶での授乳の際は、気道確保の姿勢で
  • 授乳中の誤嚥には特に気を付ける

などなど、帰宅後の看護については課題がたくさんあったので、不安は山ほどありましたが、現代の便利なアイテム(酸素モニターや吸引器など)に頼って、なんとか乗り切るしかないな・・・と。

そして、再びたくさんの看護師さん、担当医、その他お世話になった方々に囲まれて、うまみは笑顔で退院を迎えることになりました~!!

そして、次回から、退院後のドタバタ劇が始まります。
これが想像以上に大変だったのです・・・。
日々削られていく母の心と身体・・・。
お兄ちゃんうまも小学校入学と重なったことによる負担が半端なかったのでした・・・。

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